夫婦とお金

お金があれば幸せ?
あなたは、お金に対してどう向き合っていますか?
高収入でも使い道がはっきりしないと不安になりませんか?
一方で、収入が少なくても夫婦で家計をシェアし、使い道を話し合って決めて、信頼関係を深めている夫婦もたくさんいらっしゃいます。
しかし、現実は厳しい。生活が逼迫すると、金銭不足のストレスでどんなに話しても衝突が増えてしまいます。
お金の問題は、無視できない現実です。
夫婦はお金のチーム?
たとえば、貯蓄を優先する夫と、今を楽しみたい妻のような違いがあると、対話だけでは溝が埋まらないことがあります。そのままにしていると「浪費家」「ケチ」といった言葉が飛び出し、関係がこじれてしまいます。
「夫婦はお金のチーム」という考え方があります。これは理想的ですが、収入格差や家事・育児の負担格差があると、なかなかこのチームを成功に導くのは難しいですよね。だからこそ悩んでしまうのではないでしょうか。
お金という怪物
お金は、人を幸せにする魔法の杖にも、傷つける凶器にもなる「怪物」のような存在です。収入不足、住宅ローン、教育費、物価高、老後資金、これらが積み重なると心労が増し、正常な判断さえできなくなってきます。
いったいどうすればいいのか。
それは、怪物の怖さの正体が「姿が見えない」からです。まずはそこから手なずけていきましょう。
お金の見える化
まずは定番。お金の動きを見える化し、感情と数字を分けて考えます。
毎月の収入は〇〇円?
固定費は〇〇円?
足りない分は具体的に〇〇円?
これを紙に書き出すだけで「なんとなく不安」から「ここが課題」に変わります。たったこれだけで、恐怖が小さくなります。
感情の翻訳
夫婦喧嘩でよくある言葉で「なんでそんな使い方するの?」「もっと稼げないの?」は、本音を翻訳するとこうなります。
「将来が怖い」
「一人で抱え込んでつらい」
攻撃的な言葉ではなく「私は不安を感じています」と本音を伝える「オープンな対話モード」に変えると、対立は避けられます。人格を責めず、現実と気持ちを冷静に言語化してみましょう。
力関係の調整
負担のバランスも見直しましょう。
収入・支出の分担
家事・育児の負担
家計管理の責任
50:50にこだわらず、お互いが納得できる着地点を探していきます。
援助を求める
深刻な場合は、公的支援や専門家を頼りましょう。夫婦だけで抱え込まず、外部に助けを求めるのは賢い選択です。
怪物を手なずける
お金という怪物が暴れだしたとき、その問題の裏には不安や不公平感、無力感、他人様に迷惑をかけてしまうという自責の念、安心したい気持ちなど、さまざまな感情が入り乱れています。
「あなたが悪い!」ではなく、
「この怪物、大きいね!」
と一緒に笑い飛ばせるくらいの関係になってほしいのです。
私たちは「お金を増やすこと」をサポートするのではなく、「お金に振り回されない夫婦関係をつくる」ことを目指し、夫婦の絆をしっかりと結び直すお手伝いをいたします。
この記事を書いた人

矢部 和也
cochi 事務局
日本キャリア・マネージメント・カウンセラー協会会員
アメリカカウンセリング協会会員
産業能率大学で心理学を学んでいる社会人学生です。夫婦の関係性について社会正義の視点で研究しています。テーマは「個人心理と社会構造から見る現代夫婦のあり方について」。夫婦の幸せを“心の問題”と“社会の仕組み”の両面から捉え、新しい夫婦の形を提案しています。



