夫に「あなたが変わるべき」と言い続けた私の末路

はじめまして。夫婦カウンセラーのなおみです。
これから不定期ですが、自分の経験や夫婦関係について感じることをお伝えしたいと思います。 どうぞよろしくお願いします。
パートナに対して「なんでこの人は変わらないんだろう」
何度も同じことを繰り返して、何度も同じ言葉をぶつけて、それでも何も変わらない。疲れているのに眠れない夜、「もう限界かもしれない」とぼんやり思ったこと、ありませんか。
私にはありました。それも、コミュニケーションを円滑にする仕事をしてきた私が、です。
スキルはプロと自覚していた私
私はもともと、金融機関で秘書として働いていました。
気配り、段取り、場の空気を読む力。そういうことは誰よりも得意だと思っていました。「感じがいい」「話しやすい」と言われることが、当時の自分の誇りでもあったと思います。
その後も、人と関わる仕事を続けてきましたので、コミュニケーションには自信がありました。だから結婚したとき、「夫婦関係は当然うまくやれる」と、どこかで思っていたんだと思います。
でも実際は違いました。
仕事で培ったスキルを、夫婦間で使おうとすることは、ありませんでした。「この人には全てさらけ出せる」「自分でいられる」という思い込みが、いつの間にかわがままに変わっていました。相手への敬意がなかったのだと思います。仕事では当たり前にやっていた気配りや言葉の選び方を、一番近くにいる人にはしていなかった。そのことに、当時の私はまったく気づいていませんでした。
「なぜ、わかってくれない?」と思いながら、私がとった行動は一つでした。もっと正しく伝えよう、もっとうまくいく方法をやってもらおう、やり方を変えよう。ずっとそればかり考えていました。
「あなたが変わるべき」という確信
気づけば私は、夫に変わることを求め続けていました。
「もっとこうしてほしい」「なぜそういう言い方をするの」「私がこれだけ言っているのに、なぜわからないの」。
言葉にしていないこともありましたが、態度や空気には出ていたと思います。心の中では常に「悪いのはあなたの方だ」という気持ちがありました。
自分では、正しいことをしていると思っていました。問題点を指摘して、改善を求めて、関係をよくしようとしている。それのどこが悪いのか、と。
でも夫は変わりませんでした。変わるどころか、会話が減り、空気が重くなり、ふたりの間に見えない壁ができていきました。
「この人とは、もう無理かもしれない」
そう思い始めたのがいつ頃だったか、正確には覚えていません。ただ、気づいたときにはもう、関係は崩壊寸前になっていました。
変えようとしていたのは、いつも「外側」だった
そこから私は、色々な手段を試しました。
心療内科、離婚カウンセラー、弁護士、復縁講座などなど。
「何かが変わるかもしれない」という期待と、「もうどうにもならないかもしれない」という諦めが、いつも混ざり合っていました。藁をもつかむ思いで、とにかく動き続けました。
そんな中で、心理学ベースのコーチングに出会いました。
正直に言うと、最初はあまり期待していませんでした。
コーチングとの出会いについては、ここでは割愛しますが、私が望んで選んだものではなく、何となく学び始めた、そんな始まりでした。
でもそこで初めて、自分自身と向き合うということを知りました。
それまでの私は、問題の原因をずっと外側に探していました。夫のこと、状況のこと、環境のこと。「あなたが変わるべき」と言い続けていた私は、自分自身を見ていませんでした。
自己理解が深まっていくにつれて、少しずつ気づいていきました。夫が変わらなかったのではなく、私が変わることを選んでいなかった。やり方をいくら変えても関係が動かなかった原因がようやく理解できたのです。
その原因が理解できた時、関係は静かに、でも確実に動き始めました。
今、夫婦関係は年々最高の関係を更新しています。あのころの私には、想像もできなかった景色です。
「あなたが変わるべき」と思っている間は、自分は変わらなくていいと思っています。私もそうでした。
どれだけ相手に変わることを求めても、関係は動きませんでした。動き始めたのは、視線を外側から自分自身に向けたときでした。
もしあなたが今、「なんでこの人はわかってくれないんだろう」と疲れているなら、それはあなたが弱いのでも、相手がおかしいのでもないと思います。ただ、見ている方向が少しずれているだけかもしれない、と私は自分の経験から思っています。
次回は、「正しいことを言っているのに、なぜか夫を追い詰めていた」という話を書きます。
* * *
夫婦のことは、知り合いには話しにくい。 深刻であればあるほど、一人で抱え込んでしまう。
だからこそ、追い詰められる前に話しに来てほしいんです。
美容院に定期的に行くのは、綺麗にすることで気持ちが上がるから。
ネイルを予約するのも、自分を整えることで前向きになれるから。
カウンセリングも、そういう場所にしたいんです。
定期的に自分と夫婦関係を整えに来る場所。
あなたの話を聴かせてください。
夫婦カウンセラー なおみ
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(ご予約の際は「なおみ」とご指名ください)
この記事を書いた人

なおみ
法人での秘書業務を経て、ビジネスマナー講師として人材育成に従事。その後、人間関係や感情の仕組みに関心を持ち、コーチングや脳タイプ理解を学ぶ。現在は夫婦カウンセラーとして、対話を通じて思考や感情を整理し、すれ違いの背景にある価値観の違いを丁寧にひも解くサポートを行っている。一人ひとりが安心して本音を話せる関係づくりを大切にしている。



